子宮頸がん

⑭【子宮頸がん】ついに病理検査の結果がでた……

手術後、1週間ほどした頃。

婦人科の女医さんから、診察室のおよびがかかりました。

尿の管をつないだ点滴棒を連れて診察室に向かいました。

このころには、病棟内を点滴棒を連れて散歩しまくるように。

女医
女医
手術中の病理検査の結果がでましたので、お知らせしますね
私
(「そうだった!!病理検査!」)

広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)の手術中、摘出した子宮頸部を病理検査しています。

それをさらに詳しく調べた結果がでた、ということです。

  • 手術で切除した子宮頸部からは、軽度異型上皮(ゼロ期の前の状態)は見つかったが、がんは発見されなかった。
  • 残した子宮の細胞への転移は見られなかった。
  • よって追加治療はなし。
  • 以降は経過観察です。
私
よかったぁあぁあぁ!!

「子宮の温存」ばかりに気をとられていた。
だが切り取った子宮頸部のことも忘れてはならない。

後は、しっかり体力を回復して、元気になることに集中しよう!!

手術や治療をしてくれた先生や看護師さん。

自宅療養のため、私の面倒を見てくれた家族。

支えてくれたA(のちの夫)
「ゆっくり休んで!待ってるから」と送り出してくれた会社の皆さん。

子宮頸がんの手術は絶対に一人では乗り越えられなかった。

自分はがんになるなんて、思ってもみませんでした。

東京で1人暮らしして、飲み歩いて、好きなもの食べて。

仕事のことばかり、考えていました。

婦人科検診にもいっていなくて、自分の体をないがしろにしていたんです。

それだけが原因じゃないかもしれないけれど、とにかく労わってはいなかった。

自分を過信していた。

1人で何でもできると思っていた。

子宮頸がんと分かって、手術をして、たくさん悩んだし落ち込みました。

子宮頸部も失ってしまった。

だけど、おかげて気が付けたこともたくさんあります。

本当は自分は何が大切だったのか、とか。

自分のしたいことは何だったのか、とか。

すごく考えさせられました。

がんは人生更生プログラムというけれど。

私の場合は本当にそうだったと思います。

⑮排尿障害について子宮頸がんの治療のため広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)の手術後、非常に順調な回復だった。術後1週間経過し尿の管を外した。ここからは排尿障害との戦いになるが、果たして排尿障害は克服できるのか。子宮頸がんの闘病記第15話。...
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