あっという間に手術当日です。
当日の朝に、もう一度センチネルリンパ生検の撮影(注射なし)をしました。
今回の手術は8時間に及ぶ大手術!
- センチネルリンパをとって病理検査をしながら……
- 子宮温存の手術をすすめつつ
- 摘出した子宮頸部に転移がないか病理検査して
- がんの転移がなければ子宮と膣を縫い合わせて完成
転移があれば、子宮温存はせず摘出して完成
しかも、子宮周りには膀胱の神経がある。
子宮動脈もある。
これらもできるかぎり温存しながら進むので、とにかく時間がかかるのだ。
手術着に着替え、脚には支給された医療用着圧ソックスを装着。
看護師さんに手術室に案内される。
手術の付き添いに、父と母が来てくれた。
私
よっし!ほな行ってくるわー!
父・母とハイタッチし、私は手術室に向かった。
1回目の手術の時はまるで「葬儀か」というような沈痛なおももちで手術室に向かった。
2回目ともなると、この肝の座りよう。
中を開けてみないとわからない。
手術はいつだってそう。
だけど、今回は。
私
(「勝てる気しかしねぇ」)
慣れた動作で手術台にあがり、背中に硬膜外麻酔の針を入れてもらう。
これは1回目の手術にはなかったことだ。
麻酔医さんや、手術室の看護師さんと軽く談笑さえした。
1回目の手術室では震えていたのにな。
知らんことは怖い。
だから知れば怖いものは減っていく。
麻酔医さんに麻酔をしてもらい、私は一気に眠りに落ちた。
⑫『広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)』手術後子宮頸がんの治療のため広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)の手術後、目を覚ます。そこから手術後の夜までの状況を紹介。2度目の入院でなので余裕をもって広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミーの術後を過ごす。久山輝見子の子宮頸がんの闘病記第12話。...