手術後5日でシャワーが解禁になりました。
おなかの傷は、縦に10センチ程度。
傷保護のテープが貼られています。
とのこと。
一回目の手術は腹腔鏡だったので、横に4センチぐらいの傷です。
わたしの中二病が騒ぐ。
シャワーは尿の管を付けたまま行っていました。
このころには、おしっこの管とバックを点滴棒に引っ付けて病棟フロアをうろうろできるようになっていました。
歩行訓練をすることで、おなかの癒着を防ぐことにもつながります。
また歩けばおなかも動く。
術後の回復は非常に良好だった。
そう。
たった一つを除いては。
【術後】ほかは完璧なのに!!……自力で排尿ができない!!
手術後7日目でついに尿の管ともお別れ。
……実はこれには訳があります。
そう子宮頸がんの手術にはある合併症になる可能性があります。
それは排尿障害。
子宮周りの手術をしたことで、膀胱の神経をどうしても触る事になります。
膀胱の神経を温存する処置はしていますが、それでも影響が出てしまいます。
(2)排尿のトラブル
排尿に関係する神経は基靭帯の中を走っているので、基靭帯を広く切除する広汎子宮全摘出術をした場合に排尿障害が起こりやすくなります。症状は、尿がたまった感じがわかりにくい、尿を出しにくい、尿が全部出しきれない、尿がもれるなどです。個人差がありますが、多くは手術後数週間から数カ月である程度は改善します。しかし、手術前とまったく同じ状態に回復することは難しいので、尿をためすぎない、強くおなかを押して無理やり出さない、一定の間隔で排尿する、など日常生活での注意が必要です。
ほかにも合併症として
- リンパ浮腫
- 便秘
- 腸閉塞
などはあります。
『広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)』の手術ならではの合併症ではなく、単純子宮全摘出術でも発生する可能性があります。
最近では、手術の技術の向上や合併症の予防法が発達し、発症する確率は低くなってきています。
ですが、一定の割合で合併症は起こります。
自力で排尿ができない。
膀胱の神経が、再度繋がってくるといずれ自力で尿意が分かるようになる。
いずれ完璧にはいかないまでも回復する可能性がある。
……そう聞いています。
しかし……
ですが、尿は膀胱にたまります。
だけど出そうとしても自力ではだせない。
じゃあ、どうするかというと……。
1日4回。
看護師さんに呼ばれ、導尿してもらう。
尿道にカテーテルを挿入されるのだ……。
もちろん自力でも排尿トレーニングする。
尿は常に計測する。
自力で尿がでない。
出きった、と思っても看護師さんに導尿してもらうと400mlぐらい出たりします……。
婦人科の女医さん曰く
そんなこんなで、尿トレーニングははじまりました。
私の病院のルールはこちら。
- 日中は4時間に1回、夜は6時間に1回 自力で出す。量は計測する。
- そのあと看護師さんに管入れてもらって残尿を計測
- 残尿が300ml超える時は翌日も継続!
※なお、看護師さんに計測してもらう時間以外も自力で排尿をしてもいいが、その際も計測はすること。
が。
全然うまくいかない。
他の術後の回復がいいだけに、排尿できないことが堪える……。
まるで手ごたえがないまま、排尿トレーニングのために入院し続けました。