尿の管が取れてから……1週間。
尿トレーニングを開始しています……が。
結果からいうと、
尿意を促す薬を2種類処方してもらうも、ほぼ効果なし。
多少尿は自力で出せるも、看護師さんに導尿してもらうとその倍以上は出る有様。
それ以外の回復が好調すぎるゆえに、思い通りにいかない尿のコントロール。
同室の私とほぼ同じ時期に同じ手術をした20代の女の子は早くも排尿にコツを掴んだようでした。
大部屋の場合、同室の人の病気や手術の内容、回復具合まで全部筒抜ける。
こんなふうに焦ってしまう。
結果、自分を追いつめてしまう。
大部屋入院あるあるである。
【術後2週間】ついに自己導尿に挑戦する
そして、手ごたえもないまま手術後14日目に突入。
入院は3週間の予定。
退院まであと1週間を切った。
このまま排尿トレーニングのためだけに病院に居続けるのか?
否、そうはいかない!
というわけで自己導尿をすることになる。
自己導尿とは……。
文字通り、自分で導尿するのだ。
自己導尿のやり方
社会復帰するためにも、導尿をマスターするしかない!
導尿をマスターするために
導尿をマスターしなければ、社会復帰できない。
私の場合、自力でも少量は排尿できる。
プラス、自己導尿ができれば……
- 朝、家で導尿してから出社する
- 昼間は出せる分だけトイレで排尿し
- 夕方帰ってからか、仕事終わり会社で導尿して
- 寝る前導尿する
このように補助的することも可能。
※導尿で使ったカテーテルは生理用品BOXに廃棄可能
導尿の説明を受けるも
と当初、びびっていました。
でも、このままではダメ。
というわけで、私は考えた。
看護師さんの中でも『ベテランそうで、面倒見のよさそうな看護師さん』が担当の時に導尿のコツを教えてほしいと相談してみた。
看護師さんは今まで無数の患者に自己導尿を覚えさせ退院に導いているはず。
つまり『導尿を教えるプロ』であると考えてよい。
このアイディア、実に良かったです。
お願いした看護師さんが、直接コーチしてくれました。
導尿のポイントは、尿道を正しく見つけてカテーテルを挿入できるかがキーポイント。
看護師さんから伝授してもらった方法はこんな感じ。
※カテーテルの開封や消毒ジェルは用意済みとして話を進めます。
- 膣口を指で確認する。尿道口はその上にあることを理解する
- 膣口から上に指をすすめると、少し硬い?部分があるのでそこを見つける
- その上に尿道口があるので、そこへカテーテルを挿入する
導尿の時にありがちが失敗が、膣に入れてしまうケース。
看護師さん曰く、尿道の位置は顔と同じで個人差があるそうです。
だから個人に合わせて場所を覚えるのが一番。
指導をうけ、私もできるようになりました。
手ごたえで覚えてしまうのが、一番いいと思います。
ちゃんとできるようになれば、痛くないですし慣れます。
文章で書きましたが、やはり看護師さんに直接コーチしてもらうのが一番だと思います。
カテーテルはいくつか種類がありますが、私はネラトンカテーテルという使い捨てのカテーテルを使っていました。
退院後も1日3回ぐらい導尿していましたが、少しずつ排尿機能は戻っていきました。
少しずつ導尿回数を減らしていきました。
退院後2か月ぐらいで、導尿なしでも生活できるようになりました。
ですが、完全に元通り……というわけにはいきませんでした。
手術前に比べて尿意がわかりづらくなりました。
いまでもおしっこをするとき「出し切る」ことを意識せず排尿すると、すこし残尿してしまうことがあります……。
個人差はあれ、膀胱神経は回復すると思います。
気長に向き合いましょう!
