子宮頸がん

⑰【子宮頸がん】ついに退院日……思わぬトラブル発生

入院からちょうど3週間、21日目に退院することになりました。

はっきり言って術後1週間以降は「排尿トレーニングのためだけ」に入院していた状況でした。

病院によっては、早めに自己導尿を指導して、2週間程度で退院させる病院もあると思います。

入院期間については、2016年時点の情報なので、参考程度でおねがいします。

退院後は実家で自宅療養することになりました。

 

自己導尿が必要な以外は、ぼぼ問題なく元気になっていました。

特に消化器官の手術をしたわけではないので、食事制限はもちろんなし。
お酒だって、適量ならばOKです。

退院した日、まさかのトラブル発生

自宅に帰って、2階に登ろうとしたとき階段に躓いて転倒!

幸いけがはなかったのですが……。

私
あれ……膣の奥がおかしい……

異変を感じすぐさま病院に連絡しました。

「何か」が膣の奥から出てきているような。

コレは一体!?

すぐさま病院に連絡。

すでに夕方だったため

病院
病院
明日、外来に来てください

といわれた。

膣内の異物感とともに、不安な一夜を過ごす。

翌日、入院していたK病院のT先生に内診台で見てもらうと……

T先生
T先生
あ~!子宮口が閉じないように留置していた管が抜けてるね!外しますね!
私
管!?

話には聞いていた。

広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)の手術は子宮頸部を切り取り、膣と子宮をダイレクトにつなぐ。

人によっては、子宮口が閉じてしまう人がいるらしい。

それを防止するために、子宮口に管を付けておく……と。

子宮口が閉じてしまうと、生理が排出できなくなってしまう。

そうなれば、もちろん再手術となる。

おそらく、退院した日階段で転倒して、留置していた管がずれて外れてしまったのだ。

自分の粗忽なふるまいを呪う。

私
外しちゃって大丈夫ですか?子宮口、閉じちゃいませんか?
T先生
T先生
若い患者さんの場合は、子宮からの分泌物が多いから、多分閉じないと思いますよ!

とのこと。

T先生に子宮口に留置していた管を外してもらう。

自分の好奇心を押さえることができず、思わずT先生に聞いてしまう。

私
先生、どんな管を留置していたのか見たいです!

T先生は内診台のカーテンを少しだけめくって、管を見せてくれた。

T先生
T先生
管はこんなのです
私
うわ!?長い!こんな長いのが!?

私の想像では、小さい…お菓子のコロンのような形状を想像していました。

ですが実物は細長い、チューブのようなものでした。

15センチ近くあったと思います。

私
(「一体アレをどうやって留置していたのか?」)

医学というのは、いつも私の想像をこえています。

まさかのトラブルでしたが、無事解決しました。

広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)をされた方、私のようにならないように、退院後は転倒などしないようにご注意くださいね!

その後、子宮口が閉じてしまうのではないか?と心配していましたが、大丈夫でした……。

特に何か特別なことはしていないのですが……。

退院後も術後1年間は月1回、検診があります。

万が一の異変があれば、すぐ相談しましょう。

⑱仕事復帰 導尿と共存する生活子宮頸がんの治療のため広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)の手術後、退院できた。排尿障害はあるものの自己導尿を利用しながら社会復帰もできた。退院後の生活について紹介。久山輝見子の子宮頸がんの闘病記第18話。...
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