乳がんで入院11日目。
手術してから1週間と1日が経過した。
気になるのが……病理検査の結果。
私
そろそろ出ていてもおかしくない。
病理検査とは!?
今回手術で右の乳首+乳輪+乳房の中身を摘出した。
この部分をじっくり調べて、がんの種類や広がり具合を確認するのだ。
手術前の検診の見立てでは「パジェット病」という乳がん。
乳首+乳輪といった皮膚上にのみ発生している非浸潤がん。
上記であれば「手術でがんは取りきれた」ことになる。
抗がん剤・ホルモン治療などの追加治療はなしでOK。
逆に「そうではなかった」場合は、追加治療が必要となる。
手術だけで済むか、その後の治療が必要か。
ここが大きな分岐点となる。
……そろそろ結果が出るころだ。
【乳がん】病理検査の結果が気になりすぎて乳腺外科の先生に聞いてみた
気になる……。
この日乳腺外科のS先生が来てくれた時、病理検査の結果について聞いてみた。
S先生
うーん。結果は出てるんだけどね。正式な報告はカンファレンス後になるんだ
※カンファレンス=科の中で患者の診療方針を決める会議のこと
ということで、教えてもらえず。
私
うーん気になる!
この病理検査の結果で退院後の動きが変わってくる。
できれば早く知りたい!
私
カンファレンス後じゃないといえない=結果がよくないのか?
今すぐ言えない=なにか言いにくい理由があるのか?
今すぐ言えない=なにか言いにくい理由があるのか?
などと邪推してしまう。
いくらでも悩めてしまいそうなので、いっそ悩まないことにする。
私が今悩んだところで、どうにもならないからである。
私の病理検査の『結果』自体はもう出ている。
それはもう、変わるわけではない。
それよりも、今は回復に専念したほうがいい。
追加治療をするにしても、しなくていいにしても。
何をするにしても基礎体力があったほうが回復が早いのは明白である。
余計なことを考えてしまうのは暇だから。
ということで、病院に持参した暇つぶしグッズをいろいろやってみる。
㉖【入院12日目】2つ目のドレーンが抜ける【ドレーンあと1つ】乳がんの全摘手術と再建手術後、3つのドレーンのうち2つ目を抜去することになった。それと同時に、最後のドレーンの抜去日と退院日が決まる。退院のめどがたち、うれしく思う。ドレーンにたまる浸出液も徐々に減る。久山輝見子の乳がんの闘病記第26話。...