乳がんと診断され、手術に向けて各種検査が必要になりました。
エコー、MRI、そしてマンモグラフィの検査をしました。
これらの検査の結果を乳腺外科のS先生がみてくださった結果は……。
乳腺、乳房内にはがんらしきものは見られませんでした。
『がんは乳首・乳輪といった皮膚上にとどまっている(非浸潤がん)ようだ』とのこと。
もちろん、最終的には切除して病理検査しないとわかりません。
詳しい検査をしたおかげで、だいぶ乳がんの輪郭がようやく掴めてきました。
最初は不安でいっぱいでした。
今はむしろ『早期発見ができてラッキーだったかも……』と思えました。
さてここで疑問が1つ。
【乳がん手術】全摘or温存?……できるかどうかは病状による!
『がんは乳首・乳輪だけならば、そこだけ切って胸のふくらみは残せるのでは?』『ふくらみを温存できるのでは?』と思いました。
ですがどうも、そういうことではないらしい……です。
乳がんの『温存』とは、一般的に「乳首・乳輪の温存」を指します。
が!
私は、その「乳首・乳輪」こそががんがいる本丸。
「乳首・乳輪」の切除が必要=全摘なのです。
S先生は図解も使い、丁寧に説明してくれました。
先生の話を一通り聞き納得。
つまり、乳がんの摘出手術をすると私の場合は右胸が真っ平(乳首・乳輪なし)になるということ。
前回の告知から、混乱しながら自分なりに優先順位を整理してみました。
- 私の命
- できるだけ妊孕性を保護したい
切って済むなら、それで済ませてしまいたい気持ちです。
そしてできるだけ早く、妊活に復帰したい。
乳がんの全摘手術をするしかないということ。
そのためには前に進むしか、
先生の話を聞いていると、だんだん「自分が乳がんの手術をする」ことに対して現実味帯びてきました。
そう。
乳がんには「再建」という選択肢があります。