乳がん闘病記

⑬【広背筋皮弁法】背肉を付けて再建時のバストアップなるか?

乳がんの全摘手術+再建手術をすることが決まりました。

入院日決定から入院まではわずか10日。

あわただしく入院準備を進めます。

今回は入院日決定から、入院まで10日と非常にタイト。

その時間の中で入院に必要なものを揃えたり、手術前にするべきタスクをどんどんこなしていきます。

私
入院前に焼肉が食べたい!

焼肉は近所の焼肉食べ放題に行ってみたり…

私
王将の餃子食べたい!!

王将で生餃子を持ち帰り、家で焼いてみたり…

私
ホルモン焼きが食べたい!!!

スーパーで買って帰って、家で焼いてみたり…

と言って、入院前にひたすら食べたい物をむさぼりました。

夫も「入院前だしな……」とアマ対応。

私も夫も「晩酌をこよなく愛す」夫婦なので、入院前の家飲みにも気合が入ります。

「入院したら好きなものが食べられない」というのもありますが、我々夫婦にはもう一つ裏の目論見がありました。

 

それは、背肉。

私が選択した乳房再建術【広背筋皮弁法】は背中の筋肉を摘出した右胸部分に移植するというもの。

広背筋皮弁法

【広背筋皮弁法】は背中の筋肉が多く取れれば、それだけ右胸の再建に多く使えます。

「背中のお肉ってなかなか落ちない」とふだんは悩ましい背肉。

ですが、おっぱいに使用するという視点で考えると「足りない」のです。

【広背筋皮弁法】の弱点の1つが、(おなかのお肉を使う再建術に比べ)再建できる乳房のサイズが小さくなる、という点です。

これは形成外科のM先生からも聞いています。

M先生
M先生
できるだけ、残る左胸に合わせたサイズを目指すけれど、最終的には左右差ができると思います。

わたしもそこは納得した上で、手術を決意しています。

それを少しでも補うために「太ってやれ!」というのが我々夫婦の目論見。

というわけで、入院前は集中的に外食をしました。

……結果からいうと、ほとんど効果はなかったと思います……。

いうてもたった10日程度じゃ、背中にピンポイントに肉は付きません。笑

もしかしたら、もっと本気で食べればイケたかもしれません。

「入院前に大量に食べたおかげで再建した乳房のカップ数が2サイズアップできた」ということは難しいと思います。

でも好きなものがたくさん食べられたので、満足です。

退院後思い返してみると……

退院後思い返してみると、手術前にしっかり食べて手術に備えられたことはよかったと思います。

というのも、術後の回復は体力があったほうが早いと感じたからです。

 

手術前、しっかりと休むこと。

しっかりと栄養を取ること。

あとは友達と遊んだり、家族と会ったり……。

好きなことをしておくこともいいですね!

私は退院したらやりたいことリストなどを作って、そのために入院前にできる事をやったりしていました!

⑭【入院初日】夫に見送られ病院に!乳がんの全摘手術と再建手術のために入院することとなった。入院日、初日乳腺外科・形成外科の医師から、手術時のマーキングをしてもらうが、思わぬトラブルが発生する。久山輝見子の乳がんの闘病記第14話。...
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