乳がん闘病記

⑭【入院初日】夫に見送られ病院に!

乳がん全摘手術+乳房の再建の手術をすることになりました。

あわただしく入院準備をしました。

……そしてついに入院日当日。

この日までに、仕事も家のことも片づけて、準備万端病院に乗り込みます。

夫に車で送ってもらいました。

荷物はトランク1個とリュックサック1個。

肩が抜けるぐらい重い。

これが楽しい旅行であれば、荷物がおもくてもテンションMAX!

………だが、行先は病院である。

 

今回は手術2日前に入院することに。

「そんな早くに入院する必要があるのか?」という疑問は正直ありました。

おそらく多くの乳がん患者は日々忙しくされていますよね。

年齢的にもお子さんがいたり、共働きの家庭では入院日ギリギリまで家事や仕事に追われている方も多いと思います。

手術前にあえて早めに入院させることで、ゆっくり休ませて手術に備えているのかな?と思いました。

入院受付カウンターで受付をした後、入院病棟に向かいます。

受付の方
受付の方
旦那さんも守衛室で受付をしたら、上がっていいですよ
私
ええ!?そうなんですか?

せめて夫に「どんなところに入院するのか」ぐらいは知っていたほうが何かと安心だと思ったので、入院病棟までついてきてもらうことに。

【乳がん手術で入院】入院する病棟に到着……!病室、めっちゃキレイ!


※画像はイメージです

ちなみにコロナ禍の今『入院患者』となる私は事前に病院でコロナの検査を受けて『陰性』であることを確認しています。

病院自体も、とてもきれいですが病棟もとてもきれいでした。

部屋は希望通り大部屋。

4人部屋です。

収納スペースがたくさんあり、個人ブースも広めにとってあるように感じました。

夫
すごいきれいやん!広いし!

夫も驚いていました。

手術前までは、この「乳腺外科」の病棟に入院します。

そして手術後は別フロアの「形成外科」の病棟に引っ越しになります。

夫とはここでお別れ。

次に会うのは、退院の時です。

コロナ禍でなければ、手術日は夫が付き添いとして病院で手術が終わるまで待機……でした。

ですが、コロナ禍の今は「手術終了後、医師から夫に連絡する」という対応になっています。

もちろん病院や患者の病状ではその対応が「絶対」ではないと思います。

 

ウチは自宅と病院が遠いこともあり「先生からの電話」でお願いすることにしました。

※ちなみに夫は付き添えるように仕事の休みをとっていたため、電話はいつでもとれる状態で家で待機です。

私
ほな、入院してくるわ!
夫
おう!ほな、元気でな!

軽い感じでお別れです。

入院中の状況に関しては、家族間で共有するために、私・夫・私の父・母の4人でファミリーLINEを結成しました。

手術の日は、

  1. 手術完了連絡が医師から夫に電話で報告
  2. 夫がファミリーLINEを使って、私の父母に報告

という流れになりました。

いやあ便利な世の中になったものです。

【入院後】手術に向けて、身体にマジックでラインをマーキングしてもらう

夫と別れてから、乳腺外科のS先生と形成外科のM先生と手術前の打ち合わせをしました。

S先生にはエコーで胸の状況を再確認してもらいます。

マジックペンで切除する部分にラインを入れてもらいます。

マジックでラインを付ける
S先生
S先生
実物を見ながら切るからこのマジックどおりじゃないこともあるけどね。マジックで書いておくことで、切除するときに左右を間違えたり、患者さんを取り違えたりする医療事故を防げるんです

そのようなことをおっしゃいました。

なるほど!

形成のM先生とも面談。

こちらは背中のどの部分を切除するのかを確認。

M先生
M先生
背中の傷がブラジャーに隠れるようにするために、ブラジャーの型をとるね

そういって乳腺外科のS先生の切開ラインのほかに、ブラジャーのラインを背中に書いてくれました。

TO・KO・RO・GA!

この時私がしていたブラジャー、使い古しのゆるゆるブラジャーで……。

私
しっかり付けてラインどりしてもらったはずが、私の装着が甘くずれていました……。

入院1日目のシャワーの時にきがつき、看護師さんに報告。

形成のもう一人の担当医のY先生(女性)が来てくれた時に、ラインを修正してもらうことになりました……。形成外科のY先生

 

広背筋皮弁法で再建する方!

入院時はちゃんとしたブラを持ってきましょう!!笑

そんなこんなで1日目の夜はふけていきました。

⑮【入院2日目】特にすることがない 手術前夜考えたこととは?乳がんの全摘手術と再建手術のため入院2日目。特に検査などもなく、ゆっくりと乳腺外科の病室で過ごす。看護師さんがたまに来てくれて、検温や血圧を計ってくれる。看護師さんから入院計画を聞かされ驚く。久山輝見子の乳がんの闘病記第15話。...
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